ひとくちサイズ勉強法~細切れ勉強とは~
2019
22
子どもは非常に飽きやすいですし、集中力が長続きしないことが多いです。実際に勉強の習慣があまりない子どもに、勉強させるのは非常に大変です。それでも、勉強させるにはどうしたらよいでしょうか。
集中力のない子どもに勉強させるには、ある程度、細切れにしたもの、すぐに終わるものを与えてやると、うまくいきます。
「さあ、今日の塾でやったことをぜんぶ復習しなさい」とか、「この問題集をぜんぶやりなさい」 とかでは、まったく機能しないことは、皆さん御存知のとおりです。
ひとくちサイズの勉強とは、どのくらいの固まりをいうのでしょうか。だいたい10分~15分で終わるような作業を用意するのだと思ってください。
計算問題集の1ページ
象を食べるならひとくちサイズで。”One bite at a time"
アフリカのことわざで、どんなに大きな象でも、”ひとくちサイズ”に切り分けてしまえば食べることができるという教えがあります。ビジネス書などでは、「エレファント・テクニック」もしくは「エレファント・バイト」といった言葉で説明されることもあるようです。
これは、どんなに大きな課題でも、スモールタスクに分解すれば、克服できるというもので、私は子供の勉強法を説明する際に好んで使っています。とても分かり易いことばなので、これからこのブログで説明する手法を、”ひとくちサイズ勉強法”と呼ぶことにしたいと思います。集中力のない子どもに勉強させるには、ある程度、細切れにしたもの、すぐに終わるものを与えてやると、うまくいきます。
「さあ、今日の塾でやったことをぜんぶ復習しなさい」とか、「この問題集をぜんぶやりなさい」 とかでは、まったく機能しないことは、皆さん御存知のとおりです。
つまり、子どもが嫌にならないように、”食べやすい”ひとくちサイズにして、与えてあげればよいわけです。そして、これこそが、中学受験をする子どもを親が手助けしてやれるところであり、さらに言えば、個人指導やプロの家庭教師ならばこのサイズ感や盛り方をひじょうによくわかっているので、さらに効率よく上手に、子どもを導いてあげることができるのです。
一般的な塾での中学受験勉強は、3年間です。3年分の膨大な量を前にすると途方に暮れてしまうかと思います。そこで、各塾では、1週間単位に区切って、いちいちテストをさせて確認しながら、ちょっとづつ進んでいきます。このサイズでうまくついていけるちょうどいい子は、それでいいと思うのですが、1週間分といっても、多くの子どもにとっては、まだまだ大きいのです。象なのです。そこで、さらに1週間分を、”ひとくちサイズ”くらいに収まるように切り分けてあげるのです。
計算問題集の1ページ
漢字練習帳の1ページ
本日 塾でおこなった算数の大問1題分の復習解き
などなど
そして、これらの”ひとくちサイズ”を組み立てて、スケジュールを組みます。塾に行っている場合は空いている時間が限られていると思うので、その中で、塾の復習+やるべきことを計画していきます。
例えば、計算練習なんかは、毎日やるのがお勧めで、朝勉強として”ひとくちサイズ”入れておきます。
私は、ここで、いつも市販のスケジュール帳をつかっています。Weekly単位のスケジュール帳を用意し、上記 ”ひとくちサイズ”の勉強を いくつか決めて、1日の欄に記入していきます。スケジュール帳はなんでもよいのですが、B6くらいで、Weeklyのものをよく使用しています。私が行っているこの手帳の使い方については、今後 説明していきたいと思います。

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